乳がん手術 1日目(入院日) 怖いのは手術ではない
■10月15日
いよいよ入院。
前日になって怖くてたまらなくなったけれど、入院はしないわけにはいかない。
登山用のザックとトートバッグに荷物を詰めて出発した。
入院日数が少ないので、荷物は少な目にした。
病棟で部屋の説明を受けてから最後の検査に向かう。
主治医先生がエコーでしこりの大きさを探って、しこりの周りにホチキスの針を貼る。
その状態でマンモを撮って、石灰化が認められる範囲がホチキスの範囲に収まっているかを確認するのだという。
マンモの画像を見ると、ホチキスの針の形がくっきり映っていてなんだかおかしかった。
最後、先生に怖いと訴えた。
昨日から怖いんですと言うと先生は大丈夫、麻酔が入って気づいたら終わってるよと言って、それは私も知っているのだけれど、怖いのは手術じゃなくてガンであるということなのだけれど、そんなこと上手く伝えることはできなかったのであった。
医者って大変だ。沢山の患者さんの不安や恐怖を向けられて、治療だけでなく患者の気持ちに寄り添った対処をしようとしてくれる。
最初のクリニックで告知をしてくれた先生にも、こんなこと言わないといけなくて大変だろうなと思った。
検査後は自由。
パジャマに着替えて、夕飯を食べて、ipadで映画見たり本を読んだり。
夜は案の定眠れず、朝の4時頃やっと寝たと思う。