のこのこいきる

26歳で若年性乳がん患者となりました。現在29歳。治療のことや日記

卵子(受精卵)凍結を受けようと考えているんだ

若年性乳がん患者にとって、治療後の妊孕性というのは重要な問題かと思います。

私はもともと今秋結婚→来年ごろには妊娠できたら良いなと思っていましたし、子どもが欲しいという願望が強いので最重要課題といっても過言ではありません。

 

主治医先生もこのことについては理解してくれていて、手術日の決定とともに「卵子凍結」を勧められました。

抗がん剤やホルモン療法を行うと月経が止まってしまい、治療後に月経が戻らない(化学的閉経というそうです)ことがある。そうなると自然妊娠は厳しいので、正常な状態の卵子を残しておこうという訳です。

 

卵子凍結か受精卵凍結か

主治医先生には卵子凍結の話をされましたが、インターネットで調べてみると「受精卵凍結からの妊娠の方が成功率は高い」という言説が見られました。

ただし、受精卵凍結は既婚のカップルのみ適用(離婚してしまうと受精卵は使えないらしい)とのこと。主治医先生も私が未婚なので卵子凍結の話をしたのかもしれません。

 

S氏との結婚はこの時点でほぼ決まっていたし、折角多額のお金を払って治療を受けるのならば成功率の高い方に挑戦したい。よって、この時点で急遽入籍を決定しました。

 

病院選び

主治医先生からプッシュされたのは聖路加国際病院。他のクリニックの名前の挙げて、自分でも調べて決めて良いよと言われる。

聖路加は乳がん治療の候補だったこともあって、乳がん患者の治療に関して全面的に安心感がある気がしたので聖路加に決定しました。

 

病院予約

主治医先生は「手術のときに紹介状を書くから、病理検査の結果がでる3週間後までに受診すると良いよ」と言っていました。

ただし、調べてみたこと+聖路加に電話してみたことを総合すると

・月経の周期に合わせて月に1回しか採卵できない

・だから周期が合わないと採卵時期は伸びる

ということらしい。紹介状は実際の受診日にあれば良いのだから(何か変化があったら都度連携してもらえば良い)、リプロ外来受診の話が出た時点で聖路加に予約を入れてしまえばよかったと少し後悔しています。

恐らく主治医先生も実際の卵子凍結の詳細はご存じなかったので急かさなかったのだと思いますが、採卵が1ヶ月伸びれば治療開始も伸びるので、知っていたらもっと素早く動いたかも。

 

気が紛れた

告知から手術まで2週間ほどでしたが、卵子(受精卵)凍結をするということになって気が紛れたと思います。

どんな治療か調べなくちゃ→入籍しなくちゃ→書類集めるぞ→あ、予約もとらなきゃ駄目だ!→手術後すぐに入籍だからその前にS氏の両親に挨拶にいかなきゃ→気が付いたら明日手術だぞ、という感じで、やることや考えることが増えたのは良いことだったと思うし、何より治療後の妊娠に対する保険が1つ増える安心感がある。(まだ確定ではないが)

 

明日受診してきます

明日は聖路加のリプロ外来初診です。

そこでどんな話になるかわからないけれど、希望があると良いな。

しかしこの治療、高い。高すぎる。不妊治療の一環なんだから保険適用しようよ。

こういうことは当事者周りで声を上げていかないといかないよなー。