のこのこいきる

26歳で若年性乳がん患者となりました。現在28歳。治療のことや日記

採卵してきたよ。 ~今日は瀕死の鮭~

受精卵凍結に向けて、採卵から帰宅しました。もうへろへろへろ。

忘れないうちに、前々日からのことを記録しておきますー。

 

※今回の記事は、処置内容や痛みの程度など、病院や主観で変わることについて記述しています。詳しくは飛ばしていることやら覚えていないこともありますので、参考になればという覚書程度だと思って下さいませ。

採卵前々日

まず前提として、生理開始3日目からこの日までに9日間のhCG注射+3日間のセトロタイド注射を受けていました。

そしてこの日の診察時に「育ってきている卵子があるので明後日に採卵しましょう」そうしましょうと決定。

この日やったことは、

 ①診察時(正午頃):セトロタイド注射

 ②夜(22時):hCG注射

服用していたフェマーラは夜の分から服用中止。

 

採卵前日

この日は病院には行かなくて良し。夜21以降の食事および24時以降の水分摂取は厳禁とされる。

 夕食後、抗生剤服用。

 

採卵日

今日。簡単な流れとしては、

 採卵(30分程度)→経過観察→診察→帰宅 

これに平行して精子の提出もあります。

 

朝8:15分に病棟へ出頭して8:30からの手術に備える。 

毎度のことながら、手術台に横たわった瞬間に怖くなってくる。乳がんの病院が手術室が明るくて台も暖かかったりする安心空間だったのに慣れていたので、なんだか雰囲気が違う…怖い…いつものが良い…と我儘なことを考えていた。

そして先生が入ってくると眠くなる薬と麻酔の点滴開始。開脚姿勢で固定されると部屋の電気が暗くなり(ちょっと意外だった)、足元からライトで照らされます。

うおー、こえー!となっていると薬が効いたのか眠りにつきます……が、どれ程寝たのかわからないうちに採卵の痛みで起きました。

薬で朦朧としている所為で、痛いときの声が抑えられない。うあー!うー!野獣のように叫ぶ度に看護師さんが腕を握ってくれて、天使かよ……と思いました。

(前にも書いたけど、こういう手術系担当の看護師さんの優しさってもの凄く救われます。今まで受けた全ての手術で看護師さんが手を握ってくれて嬉しかった思い出があるんですが、「痛みを訴えたら怒られる」という思い込みがあるので我慢できずにいるときに優しくして貰えるとほっとしているのだと思います。)

とにかく痛い!怖い!けど絶対に動いたらダメだ!とだけ考えて耐えてました。

喉元過ぎれば……でもう既にどんだけ痛かったか忘れつつあるんですが、乳がん関連および採卵関連の処置では一番痛かった気がする。朦朧としている所為で理性が働かなかったので、余計にそう感じてしまったのかも知れませんが。あと単純に下半身の処置って違和感が付きまとうのでそのせいかも。

痛みに弱い人は全身麻酔でやってくれるところでやった方が良いと思うな。

 

さて、拷問のような時間は終わって、ぼーっとしたままストレッチャーで診察室の一つに運ばれると、あとは回復を待ってひたすら寝る。薬が効いていて、常にまどろんでいる感じで大変気持ち良かった。

途中でS氏が付き添いに来ましたが、特にすることはないので要らなかったのでは……と思い申し訳なく思う。男性側は精子の提出だけで良いのでそれで帰ってもよかったのに、朝から帰宅まで付き合ってくれて(今日は仕事にも行かなくてはいけないので早く行きたかっただろうに)良い人だなあと思いました。私なら途中で帰ってるな。

 

4~5時間ほど点滴+先生の診察があった後、下腹部痛が酷くなってきたので座薬を入れてもらって終了。

今後は抗生剤の服用+フェマーラの服用開始。1~2週間ほど経過観察。

受精状況については明日の朝に電話で問い合わせ。

 

感想など

①予想以上に痛かった。

私が大げさなのかと思ったけど、どうも私の卵巣の位置の所為で子宮にも刺したらしく、その所為だったのかも。

騒いですみません、と言ったら「よく耐えましたよ」と返されたので、皆さんも同じく野獣のように吠えてるのかもしれませんね。

 

②手術室が全員女性で良かった

なんとなく男性もいるだろうと思って身構えていたので、全員女性で嬉しかった。

しつこいけど看護師さんが優しくて嬉しかった。

 

③術後も痛い

今も痛い。痛みは我慢せずにすぐに痛み止めを使って良いらしい。

なんの影響か知らないけれど「痛みは我慢すべし」という昭和のスポ根スタイルみたいな意識が染みついてしまっているのだが(そしてそういう人は多いように思う)、痛みを我慢するストレスの方が良くないそうだ。これは乳がんの病院でも繰り返し言われている。そうなのか。

 

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昨日から断食だったので、帰りは築地のすしざんまいで食べて帰った。

チェーンのすし屋は店舗毎にクオリティの差が天と地ほどもあるけれど、流石に築地店は美味しかった。今思い出しても美味しい。

そしてS氏は仕事に向かっていったので、本当にこの人はよく働くっていうかその内倒れるんじゃないかと心配に思うのであった。

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なんかオシャレなフィルターをかけた所為で美味しそうでない色になったお寿司達。