のこのこいきる

26歳で若年性乳がん患者となりました。現在29歳。治療のことや日記

FEC1回目 6日目 たらふく

今日はちょっと頑張った。
昼過ぎには前の部屋に廃品回収の業者さんを呼んでいて、夕方に不動産屋さんに部屋の明け渡し予定。それが終わったら実家へ帰る、というスケジュール。


結果として全部こなして実家に落ち着いたけれど、兎に角長い時間起きて活動するのも久しぶりだったので大変だった。
特に電車では、1時間程座れずに立っていたものの今にも吐きそうでパニックを起こしそうだった。傍目には健康だけど具合が悪い人って、世の中には沢山いるんだろうなー等と考えながら耐える。
地元近くで母親に車で拾ってもらい、更に1時間のドライブ。これもまた吐き気との闘い。
お昼にオニギリを食べたのが消化に良くなかったのかもしれない。

夕飯はとても良く食べた。
鍋にしてくれたので、白菜をモリモリ平らげて、締めの雑炊も食べた。折角カニもあったのに、まだ動物性たんぱく質が辛くてほんの少ししか食べられず。タラもひと切れ食べてみたら生臭く感じて駄目だった。
今のところ食べられるものはあまり変動なく、
・果物(甘いもの。缶詰の方が良い)
・お米(今日はオニギリも食べたけどずっと消化できてない感じ。)
・煮た葉物野菜
・茹でた豚肉
といったところ。でも食べる量はぐっと増えている。


抗がん剤を始めてからというもの、同じ病気で、抗がん剤を打ちながら仕事もされている方もいるということに驚く。私ときたら自分の身体をちょっと運ぶのにも大騒ぎしていて、見苦しいことこの上ない。
こればっかりは個々人の気質や体質の違いもあって、私は末っ子の甘えたなので、病気や怪我をしたら兎に角周りに優しくして貰って治すという傍迷惑な奴なのだ。恥ずかしげもなく言えば、私は頑張って病気と闘うから、皆は私がご飯を一口でも食べたら大いに褒めて気分を盛り立てて欲しいとまで思ってる。
幸いにしてまだ、両親も姉も夫も可哀想がって優しくしてくれる。優しくされてる今のうちに、今後を乗り切る術を見つけなくてはいけない。
(以前誰ぞかの本に、普段から病弱だったりする人は伴侶として、世話を焼いてくれるタイプを選ぶのだと書いてあって「これは私のことだ…」と思った…)