のこのこいきる

26歳で若年性乳がん患者となりました。現在29歳。治療のことや日記

ショックから立ち直ったきっかけ

今日はちょっと、「どうやって乳がんのショックから立ち直ったか」ということを書いておきたいと思います。
そんな大層な話でもないのですが、個人的に大分救われたなーと思うので書いておきたいと思いました。


告知を受けてからもうすぐ3ヶ月が経ちますが、やはり告知を受けてからはずっとショック状態が続いておりました。多分、一番辛かったのは治療中(5年くらい)子どもを作れないということで、手術よりも抗がん剤よりも、ホルモン療法をやるってことが一番苦しかったです。
そんでもって、ふとしたことで涙は出るし気分は落ち込むし、何をしてても鬱々とした気分が続く訳です。

そんな状況を打開してくれたのは、一本の漫画でした。
追加切除後の暇だなーという時期に、高橋留美子の『犬夜叉』全56巻を買って読んだのです。昔大好きだったけど途中で読むのやめちゃったし、今のうちに読んでおくかぐらいの認識だったのですが、これがまた滅茶苦茶面白い訳です。そりゃそうだよ高橋留美子だもんという感じなのですが、兎に角そうやって、病気のことを忘れて没頭する時間を持てたことがきっかけで、なんとなくガラッと意識が前向きに変わりました。
もうね、病気のこと考えてる場合じゃない!って感じで。ハマるものができたことで病気のこと以外のことを考える時間がぐっと増えて「子どものことは残念だけど、好きなことがあるから待てるな」ぐらいに考えられるようになりました。
この間S氏に聞いてみたら、彼から見ても犬夜叉を読んだ日から滅茶苦茶明るくなったらしいです 笑
何しろ病気のことを嘆く代わりに、犬夜叉がいかに面白いか語ったり、BSマンガ夜話犬夜叉回を観てニヤニヤしたりしてるもんね。


私の場合きっかけは漫画だったけど、要は何でも良くて「病気以外のことに集中する」ことが必要なんじゃないかなと思います。仕事でも趣味でも。
今現在ハマってるものがない方には、こんな良いところがある『犬夜叉』全56巻をお勧めしておきます❤︎
・面白い(言わずもがな。るーみっく作品ですから!)
・長い(集中するのに最適)
・泣ける(泣くと気分がスッキリするけど、自分のことで泣くより後味は良い)←重要
・ファンが多い(ネット上で語り合う仲間が見つかる)

さ、皆でレッツ気分転換!