のこのこいきる

26歳で若年性乳がん患者となりました。現在29歳。治療のことや日記

伝えることの難しさについて

今日は勤務先に顔を出して、休職の延長に伴う部長・課長との面談をしてきました。

 

体調について、相手に理解してもらうのは大変だと実感しました。

実は一昨日、会社の先輩の結婚祝いの会があったので出席していました。そこで談笑したりお酒を飲んだり(といっても薄いのを2杯ぐらいであとはお茶だったのだけど…)している姿を見たことで、今日の面談では第一声が「元気らしいじゃん!」。

そうです。元気です。でもその元気は継続するものではないこと、1日のうちに何度も副作用が辛い時があること、抗ガン剤や放射線治療のダメージから復活する為に体力回復に努めていること、等の「条件付きの元気」なんです。(自分で書いてても甘えにしか聞こえないのだけど…)

この1年、どんなに体調が悪くても家族以外の前では決して弱音を吐かず、笑顔で耐えるということに慣れていて、上司の前でも元気そうに振舞いすぎたようです 笑

上司達に悪気は無いし、なんなら元気そうで安心したーというだけの話なんですが。しかし、ここまで露骨に「笑ってて酒が飲めるぐらいなら元気だろ」と言われると落ち込みもします。

結婚祝いの会はこういう反応をする人がいるだろうから出るか迷っていて、分かってくれる人もいるから、と決心して出たんですよね。

いつまでも病気を言い訳に引きこもっていたら、それこそ大事な人にお祝いのひとつも言えないまま別れることになると思ったので。

そうやって自分で決めて出かけたのに、上司達の言葉ひとつで後悔したり落ち込む自分も嫌です。

 

取り敢えず今日は、復帰しないかも知れない、という話もしてきました。転職するかどうか凄く迷っていたのだけど、今日の反応を見てふっきれたところもあり。

長期休業を許してくれてる会社には感謝していますが、この職場に復帰したら病気と休みに負い目を感じるばかりなんだろうな、と思いました。

まだ決定ではないので、これから少しでも上手く話し合いができると良いのですが。