のこのこいきる

26歳で若年性乳がん患者となりました。現在29歳。治療のことや日記

圧迫骨折 入院27日目

今週は3連休で、昼間はS氏がお見舞いに来てくれている。今日は午前中のリハビリに合わせて病院に来て、リハビリの進捗を見学してくれた。いつもはベッドの上にいるところしか見ていないので、歩行器で歩く様を見てとても喜んでくれた。

平日だって特に寂しいと思っていないつもりでも、いざ家族と過ごしているととても心が安らぐ。特にS氏のように優しい人といると。食べられるものを探して買いに行ってくれたり、景色を観に休憩室へ連れ出してくれたり、酷い便秘の為にお腹をさすってくれたり。この人は何でこんなに優しくしてくれるんだろう、と毎日驚いてしまう。

多分、今回の入院で一番怖い想いをしたのはS氏だったのだと思う。私は痛みのあまり殆どのことを覚えていないし、他の家族には手術が終わるまで連絡をしなかった(それだけ余裕がなかった)。

突然歩けなくなるというのはかなりインパクトのある症状だ。特に強い痛みを伴うのだから余計に。手術が終わって足が動くと分かるまでの不安は私以上に家族が感じていたのかも知れない。

これだけ心配して助けてくれるS氏の為に、少しでも早く歩けるように頑張るのが私の仕事だと思う。