のこのこいきる

26歳で若年性乳がん患者となりました。現在29歳。治療のことや日記

センチネルリンパ節生検

■10月2日

センチネルリンパ節生検の日。

それってどんな検査?というのは前夜に調べまくって(病院でもらったパンフレットにも書いてあった)、どうやらリンパ節をちょっと取って検査して、リンパへの転移の有無を調べるらしいと分かる。

しこりのあるあたりから検査用の色素等を注射→リンパの流れ的にここに必ずたどり着くというポイントがあるので、そこのリンパ節を採取→ここに転移がなければ他への転移はない!

と、ざっくりいうとこういうことらしい。日帰り手術です。

 

まず午前中に色素の注入。この注射がむちゃ痛い。告知される前の生検の麻酔ぐらいだと思うのだけれど、このときは心細いので余計に痛く感じる。

前日同様、このときも針を刺すのは主治医先生がしに来てくれた。

実はこのときの技師さんの中にどうしても苦手な人がいて胸をさらすのが嫌だったので、針を刺すのが先生だとわかったときはとても嬉しかった。

(基本的に、先生も技師さんもその他のスタッフさんも良い人ばかりでした。前日にMRIをとったときの技師さんもいて、物凄く気を遣って下さっているのが分かって安心したのを覚えています。)

 

その後数時間放置(ここからはご飯禁止)して、再度検査室で撮影(どういう機材なのかはわからないけれど、注射した液がきちんとリンパの流れに乗っているか調べていたらしい?)。

 

さらに数時間後、やっと外来で手術です。

手術着に着替えて手術台に横たわると主治医先生登場。やはり先生の顔を見ると安心する。

この手術は部分麻酔なので頑張って寝ようとしたのだけれど、眠くなる薬を点滴されているのになかなか眠れなくて恐怖した。

とはいうものの、先生が何かしてる感触だけは伝わるので怖いけれど、痛いことはない。

 

手術はおそらく一時間程度で、麻酔が覚めるまで処置室で寝ていると先生がやってきて、「リンパへの転移はなかったよ」と教えてくれる。

良かった。リンパの廓清はしないんだ、と思いながら眠る。

歩けるようになったら先生と今後の予定を決める。

手術日は16日にすることが決まって、あとは必要な検査もないので5日に入院の説明だけ受けに来てください~入院は3泊4日だよ、とのこと。

………3泊4日!?

私が調べた情報では本でもネットでも、リンパ廓清がなくても1週間は入院するものだと書いているものばかりだったのでちょっと驚く。

この後誰に話しても驚いていたので(看護師の姉も驚いていたし、姉の職場の外科医も驚いてたらしい)、この病院だけ異様に早いのかもしれない。

手術前日に入院して手術の翌々日の午前には退院て、そんな超人的なことできるのかなーとこのときは不安に思った。

 

■手術まで

5日の入院説明は本当に説明だけで終わったので、センチネル~10日以上は特になにもなかったことになる。

ただこの期間、半分以上はセンチネルの傷の痛みであまり動けなかった。

頭痛も物凄くて、彼氏が1か月半ぶりの休みを取ってくれたのに一切動くこともできず、申し訳なかった。

あまりに動けないので、数日は実家に戻って休む。温泉に入ったり、手術後にはできなさそうなことをして過ごした。