乳がん手術 2日目(手術日) 痛いのはやっぱり麻酔
■10月16日
いよいよ手術日。
手術予定は13時半で、家族は母と姉、彼氏が来る予定。
11時半頃彼氏到着。同室の方に悪いと思い、デイルームへ移動。
看護師さんが13時頃に支度すると言っていたのでデイルームで母と姉を待ち、13時前には病室へ戻ろうと思っていたところ、予定より手術時間が早まったらしくて看護師さんが探しにくる。
慌てて支度。姉はまだ来ないが手術へ出発。このとき看護師さんと少しもめる。
(この看護師さんは新人さんで慌てていたのもあり、ちょっとした行き違い。急ぎたい看護師さんに家族がいろいろ確認しようとしたために怒られた)
手術室で主治医先生や麻酔の先生を見てちょっと安心。
(ところで以前手術を受けたときも思ったけれど、手術室の看護師さんは皆親切だ。こちらが不安そうな顔をしているとそっと手を握ってくれたりする。)
点滴をつけて「眠くなる薬が入るけど、ちょっと痛いよ」と言われる。
確かにチクチクする………がどんどん痛くてたまらなくなって「痛い…痛い…痛い」と口に出して言うまでになった。
とは言っても止められもしないので、皆が「痛いよね、ごめんね我慢して」と優しく言ってくれる。暫くの間「痛い…痛い…」を繰り返しているうちに意識はなくなって、次に起きたときには喉の管を外されながら呼びかけられているところだった。
次に起きたのは病室で(お姉ちゃん来たのかな…)という考えだけ頭にあった。
「お姉ちゃん…」
と呟くと、例の争った看護師さんがいて家族は主治医先生の説明を受けている旨を教えてくれる。
さっきはごめん、私が勝手に出歩いたせいだ、等考えながらまた眠る。
気が付くと家族が戻ってきて、それを見ていたら突然意識がクリアになってしまった。
「先生良い人だったでしょ」
というと、皆口々に良い先生だと思うと褒めて嬉しくなる。(人となりが信用できる先生ならばこそ治療も一緒にやっていけるというものさ)
先生の説明では、とても綺麗にできたとのこと。
私は温存にしたのだが、乳房の4分の一程を切除とのことでへこみは出来ると聞いていたので話半分に聞く。
この時点で痛みなし。というか結局その後も痛みはひどくなかった。
尿のカテーテルも抜けていたし、ドレーンもないし、傷もあまり痛くないしで(センチネルのときの方がよっぽど痛かった)拍子抜けするぐらい。
夕方に母と姉は帰っていき、彼氏は夕飯を食べるのを見張ってから帰っていった。
今日はさすがに眠れるだろう、と思ったのだが22時の消灯で眠ったら24時には目覚め、結局朝4時まで眠れなかった。