のこのこいきる

26歳で若年性乳がん患者となりました。現在29歳。治療のことや日記

FEC4クール目 11日目

今回はポート手術後で腕が不自由だったこともあって、あまり記録は残せなかった。
前回記事の後、3日目以降は突然吐き気のピークがやってきて、吐いたり寝込んだりが続いていた。
現在10日ほどが経っているが、出歩けはするものの吐き気がすっきりと去ってはいない。


しかし、何と言ってもFECが終わった!
治療はまだまだ続くけれども、これは朗報に違いない。
全身各地の毛はまた生えてきたし、これ以上あの吐き気に悩まされることはないと思うとただただ嬉しい。

振り返ると、やっぱり断トツにきつかったのら吐き気だ。
FECの吐き気というのは非常に独特で(人によるのかしら?)、他の場合の吐き気とは随分違う気がする。
今まで経験したことがあるのは酷い偏頭痛の時の吐き気や飲み過ぎ、二日酔い、ノロウィルスなどだが、これらとは違う、なんとも嫌な感じ。「抗ガン剤の味」という表現をする文章を読んだことがあるが、確かに飲んではいないのに「抗ガン剤の味」と形容したくなるような、鼻から喉にかけての薬っぽさを感じるのだ。
これは小水や汗にも出るので、何日も寝込んだ後の布団から薬っぽい匂いがして余計に吐き気がするのに参った。

逆に、よく出るという口内炎は全出なかった。元々口内炎になっても痛くないタイプなので、出来ても問題ないとは思ってたけれど。。。


痛感したのは、日頃の体力作りがいかに大切かということ。
私はまだ若いので、抗ガン剤で弱っても回復は早いし体力作りも出来る。これに母親の年代で耐えなければならないとしたらとても辛いだろうと思う。
それに、寝たきりになると身体は一気にもろくなる。最近はランニングなどしているので良くなってきたが、手術から抗ガン剤初期なんて腰がもろくなりすぎてギックリ腰が酷かった。


さ、次のドセタキセルまでは自由を謳歌します!