のこのこいきる

26歳で若年性乳がん患者となりました。現在29歳。治療のことや日記

術後1年検査

今日はホルモン注射の2回目&術後1年目の検査でした。

 

光陰矢の如し。

1年前のスケジュール帳を見ると、去年の今日は次週の手術に向けて説明を受けていたようです。ここから怒涛のように、手術やら結婚やらの日々が始まったのですよね。

「人間は忘れる生き物」などという通り、あの時辛かった気持、痛かったこと悲しかったこと、もうすっかり忘れつつあります。

まだまだ、傷は痛むし、ポートも入ってるし、ホットフラッシュはキツイしウィッグだし。それでも、傷は古傷になるし髪は生える。本を読んで映画を観て、友達と飲んで旅行に行った。免許を取った。

沢山のお金が出て行ったけど、S氏や家族、親類、友人が沢山親切にしてくれて、人への接し方が変わった。

病気は怖かったし治療は辛かったけど、忙しくて仕事ばかりしていた人生にふと湧いて出た、夏休みのような幸せな1年でもありました。

生検も手術も受精卵凍結も、抗がん剤も、全てその時はとっても辛くて悲しくてたまらなかったのに、忘れて前を向けるものなんですね。今後の人生で何があるかは分からないけど、それだけは覚えておこうと思います。

「お前がどんなに嘆いても、太陽は沈むしまた昇るんだよ」というような台詞が、小学生の時に読んだ赤毛のアンに出てきました。これはずっと覚えている台詞なのですが(マシューが亡くなった時のリンド夫人の台詞ですね)、まさにこの考えそのままの気持ちです。

 

 

さて、今日の検査の話です。

受けたのは

・胸部レントゲン

マンモグラフィー(健側)

・エコー

・CT

・血液検査

血液検査の腫瘍マーカーの結果は一部出ておらず、後日聞きます。

レントゲン、マンモ、エコーも問題なし。

ただし、CTの結果で肺に小さな影がいくつか見えるのと骨が脆くなっている部分が見えるとのことで、PET検査を受けることに。

今は心配しても仕方ないので、楽天的に捉えています。影といっても、主治医先生の調子からはヤバいやつなのかも分からなかったし、どちらかというと「一応やっておきましょう」という風に聞こえたし。

 

ホットフラッシュのことは相談して、漢方を処方して貰いましたよ!これが効くと良いなぁ。

「あとはヨガとか良いみたいですよ」と言われて、「う、運動ですか…」と浮かない顔をしたら笑われてしまいました。

主治医先生は来月から別拠点に移動するので、検査結果が良く、先生が後顧の憂なくサヨナラできると良いな。