のこのこいきる

26歳で若年性乳がん患者となりました。現在29歳。治療のことや日記

パクリタキセル7クール 1日目 かかりつけ薬剤師

昨日は投与日。3週毎のパージェタとハーセプチンも併せての投与でした。

 

投与自体は特になし。採血の血管がいよいよダメになったきて、看護師さんが大変そうなぐらい。ポンプ機能が低下してるのかな?と言われたので、浮腫みなどとも関係してるのかな。

 

最近は副作用対策の薬を病院の向かいの薬局でいただいてるのだけど、いつも対応している薬剤師さんに「かかりつけ薬剤師」の勧誘?をされた。

正直、家から遠いし(乳がん治療でしか来ない)いつも使う訳じゃないので断りたかったけど、悪い気がしてつい了承してしまった。そしたら、薬局では病気の詳細を知らないので今までの治療の詳細と現状を教えてくれと言われてしまった。

薬剤師さんは男性で、「乳がん」と言う時に妙にこそこそと濁すもんだから、なんだかこちらまで嫌な気持ちになってしまって、「今日は抗がん剤で気分が悪いので後日」と断ってしまった。かかりつけ薬剤師自体は了承してしまったけど、次回から別のところに行きたいと思ってしまった。

男性の薬剤師さんだから嫌、という訳ではなく、前々からちょっと嫌だなと思うところがあって、それが積み重なっているのだとは思う。例えば、毎回副作用についてシートに記入して渡しているのだけど、「倦怠感があって直ぐに横になってしまう」と書いたら「疲れちゃうならアロマとか…音楽聞いたりするのも…」などというよくわからんアドバイスをされたりするところ。

皮膚障害(シミが増えた)と記入したら「日焼け止めが良いですよ!」とか、まあそれは間違ってはいないけど、そんなことしてない訳ないよね、と思っていたら「女性のお化粧とか詳しくないから分かりませんけど」と言われて追い討ち、とか。

抗ガン剤を打ってきたばかりのフラフラしたところで、立ったままこんな毒にも薬にもならないやりとりを長時間させられるところとか、「なんだか合わない」と思う部分は多い。

かかりつけ薬剤師の指名をすると、ガン治療のことも病気以外のこともいつでも相談に乗ります!と言われたのだけど、それは医者に相談することだし…。

また、帰ってから調べて分かったが、かかりつけ薬剤師の指名は一人しかできないらしい。つまり、来月抗ガン剤治療が終わって地元のクリニックでの分子指標薬投与に切り替わったら、大学病院前の薬局で薬剤師指名をしても利用しないから意味なし。

友達にその辺詳しい人がいるので、相談してみてやっぱり必要ないと思ったら指名解除しようかな。

がんは長期治療だし、相談できる薬剤師さんがいればかかりつけ薬剤師の制度はとても良いと思う。しかし、病気のことを話すという繊細な事情がからむことなので、きちんと信頼関係を築ける薬剤師さんと結ぶものなんだな、と学んだ次第です。